入金管理オブジェクトの刷新に伴い、2024/06/01以降に提供されます。
支払い・返金・チャージバック等によって発生した決済は、一定の期間ごとに集計されます。
Termオブジェクト
Term オブジェクトは集計区間を表し、その区間に確定した支払い・返金・チャージバック等が関連付けられるオブジェクトです。
Term オブジェクトは前の区間が終了した時点で次の区間のオブジェクトが自動的に作成され、次の締め区間の開始・終了日が確定します。
締め処理
終了日を超えた Term は、自動的に締め処理が行われます。
関連付けられている各種決済オブジェクトの金額が集計され、集計結果が記録された Statement オブジェクトが作成されます。
サイクルの変更
管理画面から締めサイクルを変更すると、次回の Term 作成時から新しいサイクルが適用されます。
精算
StatementオブジェクトとBalanceオブジェクト
締め処理やプランの月額費用の請求など、さまざまな場面で取引金額を表す Statement オブジェクトが作成されます。
作成された Statement は、その時点で集計中(type が collecting)の Balance オブジェクトに関連付けられます。
Balanceの状態判定
Term の締め処理が完了すると、その時点で集計中の Balance の総額に応じた処理が行われます。
Balanceの総額が最低入金額を超えている場合
入金作業が始まります。
- Balance.type は transfer になります。
- Balance.bank_info に、入金される銀行口座情報が表示されます。
- Balance.due_date に入金予定日が表示されます。
- 振込手数料の Statement が発行され、Balance に追加されます。
PAY.JP による入金作業が完了すると、closed が true に変更されます。
- 未処理の請求が残っている場合
- type=claim で closed=false の Balance が残っている場合、状態判定時に総額が最低入金額を超えていても type が collecting のままになります。
総額がマイナスの場合
請求処理が始まります。
- Balance.type は claim になります。
- Balance.due_date に請求期日が表示されます。
PAY.JP から請求書を発行しますので、期日までにお振込みをお願いします。
振込が確認でき次第、closed が true に変更されます。
どちらにも当てはまらない場合
何も行われません。
Balanceのマージ
マージとは、ある Balance に含まれる Statement がすべて別の Balance に移動される操作を指します。 マージによって空になった Balance は、自動的に closed=true に変更されます。
一例として、振込に失敗し組戻しが発生した場合、その金額は次の Balance にマージされ、マージ先の Balance で再度振込が試行されます。 マージはそのほか特定の状況において PAY.JP が任意で行いますが、組戻しなど一部のケースを除き原則加盟店様に事前にご連絡の上で実施いたします。