株式会社CaSy

家事代行・家政婦サービス「CaSy(カジー)」決済機能に「PAY.JP」を導入

株式会社CaSy(以下 CaSy社)は、家事代行・家政婦サービス「CaSy(カジー)」を提供しています。

手数料コストを抑えることでエンドユーザーやキャスト(働き手)の皆さまに投資できる点がメリットで、サービスリリース当初よりオンライン決済サービス「PAY.JP(ペイドット ジェーピー)」を導入していただいております。

今回は、「CaSy」のサービス内容や「PAY.JP」の導入背景について、 CaSy社 代表取締役CEO兼CFOの加茂様にお話を伺いました。

「CaSy」:https://casy.co.jp/

家事の悩みから生まれた、新しい当たり前をつくるサービス「CaSy(カジー)」「笑顔の暮らしをあたりまえに」——CaSyの目指す世界とは?


まずは、CaSy社のビジョンやミッションについて教えてください。

私たちのビジョンは「笑顔の暮らしをあたりまえにする」ことです。少し補足すると、私たちが実現したい世界は「利他があたりまえになる社会」。つまり、自分以外の誰かのために、少しでも時間や気持ちを向けて行動できるような社会を目指しています。

人は自分に余裕がなければ、なかなか他者のために動けません。だからこそ私たちは、「時間的余裕を生み出す」ことを通じて、人が他者を思いやれる社会の基盤を支えたいと考えています。

そのために掲げたミッションが「大切なことを、大切にできる時間を創る」です。

家事代行から“時間のプラットフォーム”へ。進化するサービス

CaSy創業時から、ビジョンは一貫していたのでしょうか?

創業当初(2014年)は、家事代行サービスをもっと世の中に普及させたいという想いが中心でした。ただ、お客様から「仕事・育児・家事に押し潰されそうだったときに、CaSyに救われた」という声を多くいただく中で、“時間を提供しているのだ”という自覚が芽生えてきました。

そこから「家事代行」だけではなく、“生活のインフラ”として機能するサービス、すなわち「時間を生むプラットフォーム」を作るというミッションへと再定義しました。

PAY.JPを選んだ理由とは?

数ある決済サービスの中で、なぜPAY.JPを選ばれたのですか?

理由は大きく2つあります。

  1. コスト面の優位性: 決済で利益を出すことを目的としていないので、手数料が低い方がユーザーやキャスト(サービス提供者)により還元できます。
  2. データ移行の安心感: 過去に別の決済サービスを利用していた際、移行にとても苦労した経験がありました。PAY.JPは一定の柔軟性を持って対応してくれそうだという印象を持ち、そうした姿勢からも、プロダクトへの自信や健全なスタンスを感じました。

月2回の入金が資金繰りに貢献

実際にPAY.JPを導入してみて、どのようなメリットを感じていますか?

特に助かっているのは、月に2回(15日と月末)の入金サイクルですね。キャッシュフローの安定に繋がっています。

PAY.JP売上金の入金サイクル

加えて、キャストへの即時払い機能を導入する際にも、PAY.JPの入金タイミングが支えになりました。導入後も大きな問題は起きておらず、安心して利用できています。

時間創出のプラットフォームを多層的に拡張する戦略

今後の事業展開や成長戦略について教えてください。

Amazonでお買物をするように助っ人サービスを頼めるようなプラットフォームを作るべく、成長は「横軸」と「縦軸」の両面で考えています。

  • 横軸: ハウスクリーニングや整理収納等サービス、行政との連携や家事代行事業者向けのサービス、ベビーシッター、高齢者向けサービスやM&Aによる領域拡大
  • 縦軸: それぞれのサービスで、ユーザーとキャストの数を増やし、プラットフォームとしての基盤を強固にすること

将来的には、スマホで“頼れる人”を呼べる、そんな世界を実現したいと思っています。

決済の未来と、PAY.JPへの期待

今後、決済に関して期待されることはありますか?

PAY.JPには、クレジットカード以外の決済手段の追加や、導入条件の拡大を期待したいですね。

特に、高齢者向けサービスでは、クレジットカードに抵抗がある方も多いため、銀行振込やアプリ決済など多様な手段の検討が必要です。

将来的にはキャストへの“金銭的な安心”を提供するための融資など、決済の枠を越えた機能への期待もあります。

「時間の余白」が波紋を生む──CaSyの組織文化と循環

組織文化や価値観についてもお聞かせください。

私たちのミッションは「大切なことを、大切にできる時間を創る。」というものです。そのためにはまず、サービスを提供する側の“余裕”が必要だと考えています。

人は、自分に余裕がないと他者に心を向けることが難しい。だからこそ、まず社員が満たされ、その社員がキャストのことを思い、キャストがお客様に向き合う——そんな「中心から波紋のように広がる」循環をつくることが、私たちの組織文化の根幹にあります。

PAY.JPへのメッセージ

最後に、PAY.JPに対するメッセージをお願いします。

CaSyは2014年創業と、立ち上げ時期が近いこともあり、親近感を持っています。また、BASEさんにもCaSyのユーザーが多いと聞いており、そんなご縁もあって親しみを感じています。

これからも良きパートナーとして、お互いに支え合いながら、世界に翔けるサービスに成長していけたらと思っています。