平素よりPAY.JPをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
売上金の失効について、2024年10月1日の締め処理より失効を表すStatamentオブジェクトを追加させていただきますのでご案内いたします。
Statement, Balance APIを利用されている加盟店様(特にテナント向けの画面を提供されているプラットフォーマー様)におかれましては、本アナウンスの内容をご確認の上、ご対応をお願いいたします。
売上金の繰延べと失効
加盟店様の売上金合計が10,000円未満の場合、加盟店様への支払いは次回以降に繰り延べられます。
残高の繰延べは、最後に売上が発生してから1年を経過した、または加盟店様が退会したタイミングで終了となります。
繰延終了時点の残高が1,000円以上の場合は振込が行われ、1,000円未満の場合は失効となります。
振込が口座情報の相違等の原因で失敗した場合、振込失敗時点で残高は失効となります。
加盟店、プラットフォーマーの残高が失効すると、失効した残高への請求権は失われます。
テナントの残高が失効した場合は、失効した金額がプラットフォーマーの残高に加算されます。
上述の通り、失効は長期間売上が更新されず、残高が振込下限金額未満のままになっている加盟店/テナント上で発生するもののため、定期的に売上が発生し、正常に振込が行われている加盟店上では発生しないものとなっております。
変更について
2024年10月1日の締め処理から、以下のStatement.typeおよびstatement_item.subjectが追加されます。
- Statement.type : forfeit (残高失効)
- statement_item.subject : forfeit (残高失効)
- statement_item.subject : reallocation (テナントの残高失効による加算)
https://pay.jp/docs/api/#statementオブジェクト
2023年10月以前の残高が現在まで繰延べされている場合、最短で2024年10月1日の締め処理でこれらのtype/subjectを持つStatamentが発行される可能性があります。
一方で、例として2024年8月末に売上金が正常に入金されたテナント・加盟店様であれば、少なくともそれ以降1年はこれらのtype/subjectを持つStatamentが発行されることはありません。(退会・削除が行われないことが前提となります)
変更の背景
従来より「売上金の繰延べと失効」に記載の通りの運用とさせていただいておりましたが、システム上での表現ができておらず、加盟店様にはメール通知で金額等の詳細をご確認いただいておりました。
この度の変更により、2024年10月以降は加盟店様の管理画面やAPIでも失効や加算の状態をご確認いただけるようになります。
Balanceオブジェクト上での売上失効処理
Balanceオブジェクトにおける売上失効について、オブジェクトベースでの詳細を下記におまとめいたしました。
https://pay.jp/docs/guideline-expire-forfeit
こちらをご確認の上、ご対応ください。
加盟店様へのご案内事項
対象となる加盟店様
冒頭にてご案内の通り、Statement, Balance APIを利用されている加盟店様が対象となります。
特に上記APIを利用してテナント向けの画面を提供されているプラットフォーマー様が対象となることを想定しており、PAY.JPの管理画面のみを利用されている加盟店様におかれましては、特段影響はない認識です。
ご確認いただきたい内容
- 冒頭の「変更について」に記載のtype/subjectが追加されますので、画面構成等をご確認いただき必要に応じてご対応をお願いいたします。
- Statementのtypeやsubjectは今後弊社判断で追加される可能性がございます。未定義のtype/subjectが現れても画面や各種処理に致命的な問題が起きないような構成にしていただくようお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。